軽量ノートPC LIFEBOOK WU2/E3 購入レビュー
はじめに
軽量ノートパソコンを探し回った際のメモです。誰かの参考になればと思い残しておきます。スペック的には以下で探しました。 (半年以上使っていますが、今回は良い買い物をしたと思っています。2021/9追記)
- 重さ1kg未満
- intel core i7 相当(Ryzenでも検討)
- メモリ16GB以上
- SSD 512GB以上
1kg以下の軽量ノートパソコンLIFEBOOK WU2/E3
私がノートパソコンを購入する際に重視している1番のポイントは、パソコンの重量です。ノートパソコンのメリットは携帯性(持ち運べる)だと考えています。
パソコンを持ち運ぶ際に、1kgの重さは地味に体に負担をかけて、慢性的な肩こりなどの不調につながっていると考えています。
またテレワークも広がりつつある昨今では、いつもと同じ環境で作業ができるノートパソコンの存在は大きいです。
本記事は、新しく軽量ノートパソコン「LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)」に買い替えた際の購入レビューです。
買い替えるにあたってのスペックと予算
ノートパソコンに求めるスペックは、普段の自分の使い方を踏まえて考えました。
そもそも、ノートPC買い替えのきっかけ
これまではHuawei のMateBook Xを使っていました。この機種も重量わずか1 kgのポータブルノートブックで、Intel core i5でメモリ8GB、256GBのSSDのスペックで、10万円ほどで購入しました。
私は、普段はプログラミングをメインで使っています。
そのため、ほとんどがテキストエディタ(ちょっと高機能な統合開発環境を使いますが)でのタイピングが主な作業ですので、Intel i5/メモリ8GBでも耐えられていました。
しかし最近はDocker(仮想PCみたいな)を使った開発が多くなり、複数のコンテナ(仮想環境)を立ち上げて、、、などPCを酷使することが増えてきており、PCの性能に不満が出てきたため、今回買い替えを検討しました。
要求スペック
- 重さ1kg未満
- intel core i7 相当(Ryzenでも検討)
- メモリ16GB以上
- SSD 512GB以上
購入予算
次に、予算についてです。
当初15~20万円の予算で考えていましたが、最終的には予算+プラス5万円での購入を決意しました。
本当はもっと安く買いたかった(海外サイトもGoogle翻訳使って探しました。)のですが、要求スペックを満たすノートパソコンを20万円以下というのは、やはり価格面はかなり厳しく、最後は、もうノートパソコンを買うのは諦めようかと考えてました。
ですが、長く使おうと心に決め「LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)」を購入しました。
最後の最後で、購入に至ったのは、いままで使っていた Huawei のMateBook も3年目くらいで、ディスプレイとキーボードをつなぐ箇所が、グラグラと緩んでしまい、画面の角度調整が難しくなってしまいました。安価なPCの買いなおしを繰り返すより、良いものを長く使おうと考えました。
大事に使っていこうと思います。
LIFEBOOK WU2/E3 の見た目と質感
「LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)」の見た目ですが、マットな質感がいい感じです。個人的にはツヤツヤしてるより、マットな質感が好みなので良かったです。
国産PCとメーカー保証(ハードウェア保証)
国産PCに対する思い込み
ちょっと話がそれますが、私がPCを利用し始めた2005年~は、DELLなどの海外メーカが安くて、普段使いには十分なスペックのPCが出回っている時期でした。そのため国産PCは売れなくなり「国産PCは微妙」という風潮がありました。
今回、軽量ノートパソコンを探すと必ず「LIFEBOOK 」が検索結果にヒットします。富士通産の「LIFEBOOK」といえば「世界最軽量」の冠を持った634gの13.3型ワイド液晶搭載ノートPC「LIFEBOOK WU-X/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)」が有名です。
ただ軽くするだけではない「LIFEBOOK」にこめた、モノづくりに対する考え方には好感が持てますし、実際に良いPCだと思います。後述しますが、LIFEBOOKはキーボードが本当に良いです。使い始めて、半年以上ですがここは不満がありません。
2021/9追記:キーボードだけを製品化したようです。『富士通PC40周年! ノートPCの技術から生まれた「最高のモバイルキーボード」』)
通常のメーカー1年保証だけでなく、3年保証が無料
海外メーカーではあまり保証は付かないのですが、国産のLIFEBOOKは、無料でハードウェア3年保証が付きます。冒頭にも書きましたが、1つ前のPCは3年目くらいからPCの不調が出てきたので、3年保証があるのはうれしいです。
「富士通 WEB MART」で購入がおすすめ
楽天、ビックカメラなどの量販店ではオプション変更できない
「LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)」は、受注生産モデルのため、ビックカメラなどの量販店では売っていません。
楽天などのWEBサイトでは取り扱っていますが、出店は「富士通 WEB MART楽天市場店」となっており、結局は富士通の本家サイトで購入しているのと変わりません。
楽天で購入しても「受注生産」になっているため、お手元に届くまでは1か月は時間がかかりますし、カスタマイズはできません。そのため、LIFEBOOKを購入するなら、素直に本家サイトでの購入がおすすめです。
富士通 WEB MART
カスタマイズにより価格は大きく変わりますが、151,140円~ 443,530円です。時期によってはクーポンなどの割引があるので、本家サイトは要チェックです。
わけあり品/アウトレット品でお得に購入
中古PCを買うのは、ちょっとためらいがあるけど、できるだけ安く買いたい場合は、「わけあり品」や「アウトレット」がおすすめです。自分でオプションのカスタマイズはできないですが、その分お値段も抑えられるます。ただ直ぐに売り切れてしまうので、こまめにチェックするといいと思います。
また、富士通で整備したアウトレット品もあります。富士通サイトからの購入なので安心感があります。
購入したLIFEBOOK WU2/E3 軽量モデルのカスタマイズ
私が最終的に購入した「LIFEBOOK WU2/E3」のカスタマイズ後のスペックです。
- LIFEBOOK WU2/E3 軽量モデル
- OS:Windows 10 Pro 64ビット版
- CPU:Intel Core i7-1165G7 (4コア/8スレッド/最大4.7GHz)
- メモリ:32GB (オンボード32GB) [デュアルチャネル対応]
- ストレージ:約1TB SSD (PCIe)
- 光学ドライブ:なし
- ディスプレイ:13.3型ワイド フルHD(1920×1080) タッチ非対応 ノングレア液晶
- テレビ:なし
- カメラ:HD Webカメラ内蔵 (有効画素数 約92万画素)
- 無線通信:内蔵 (Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)+IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠+Bluetooth v5.0準拠)
- バッテリ:内蔵バッテリ リチウムイオン 50Wh
- 拡張I/F:HDMI出力×1、USB3.2(Gen2)Type-C×2、USB3.2(Gen1)Type-A×2
- カラー:ピクトブラック
- キーボード:日本語配列かな表記ありキーボード(バックライト付)
- マウス:なし
- 指紋センサー:指紋センサー内蔵 Windows Hello対応
- Office:なし
- Office互換ソフト:なし
- セキュリティ:マカフィー リブセーフ 3年版
- ACアダプタ:ACアダプタ 45W(Type-C接続)
- 駆動時間:約11~約22.5時間(JEITA2.0)
- サイズ:横307×奥行197×高さ15.5mm
- 質量:約736g~
LIFEBOOK WU2/E3 軽量モデルのサイズ
サイズは「横307×奥行197×高さ15.5mm」のA4サイズです。A4コピー用紙と比較してもほぼ同じ大きさです。
私は通勤カバンに「MANHATTANPASSAGE(マンハッタンパッセージ) スリム ウェルオーガナイズド ブリーフケース」を使っています(これも軽量/丈夫で良いカバン)。
通勤カバンとしては大きい方ではないですが、カバンに入れても全然スペースに余裕があります。
最軽量634gとACアダプター250g
LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)の重さを決める重要なオプションが「バッテリー」です。
- 25Whバッテリ搭載時:約11時間 634g
- 50Whバッテリ搭載時:約22.5時間 836g
最終的には、PCの重さは865gになってしまいますが、50Whのバッテリーを選びました。
「世界最軽量」の634gは魅力的だったのですが、バッテリーの容量が25Whです。
駆動時間は11時間ですが、実際の駆動時間はもう少し短くなると思います。そうなると、やはりACアダプターの持ち運び頻度が多くなります。そうなると実際の持ち運び重量は「634g + 250g = 884g」になります。
50Whのバッテリーを選ぶと、重さは836gになってしましますが、ACアダプタを持ち歩かなくていい分、
- 荷物のスペースも少なく済む
- トータルの重量も軽くなる(634 + 250 = 884g より50gは軽い)
と考えました。
SSDのオプション(128GB~2TB)
SSDですが、これまで使っていたPCはCドライブが90GBしかなく、よく容量不足を起こしていました。そのたびに不要データを削除したりと手間がかかっていました。
そのため、少し余裕をもって1TBのSSDを購入しました。正直、512GBでも良かったかもです。
- 約128GB SSD (PCIe) [標準]
- 約256GB SSD (PCIe) [+15,400円]
- 約512GB SSD (PCIe) [+37,400円→+33,400円]期間限定
- 約1TB SSD (PCIe) [+81,400円→+73,400円]期間限定
- 約2TB SSD (PCIe) [+110,000円→+99,000円]期間限定
キーボードが思ったより打ちやすい
LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)のキーボードですが、ストロークは約1.5mmと十分に深く、キーボードのエリアをボトムカバーの間際まで広げることで、キーピッチも約19mmと十分な大きさを実現しています。
私はキーボードにこだわりがない方ですが、はじめて打った時に「あれ、打ちやすいな」と思ってしまいました。「パタパタ」という感じでなく、しっかりと入力ができている感じがします。
あと、キーボードにバックライトがついているため、暗闇でもタイプミスなく打てます。バックライトは「Fn」と「スペース」の同時押しで切り替えができます。
ディスプレイがノングレアで見やすい
ディスプレイはノングレアのため、自分が「くっきり」と映り込むことはありません。
前のパソコンでは、ふとした時に、自分と目が合って、微妙な気持ちになっていました。そのため今回はノングレアのディスプレイにできてよかったです。
これまでなら、鏡かと言うくらい映り込みが発生する角度での写真撮影ですが、LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)では、映り込みもぼやけています。
充実のインターフェイス
軽量ノートパソコン(Microsoft SurfaceやMacBook)を持っている人は、HDMIやUSB変換アダプタを持ち歩いていると思いますが、LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)はインターフェースも非常に充実しています。
左側面には、
- USB 3.2端子 Type-C×2
- USB 3.2端子 Type-A×1
- HDMI出力
- オーディオ入出力端子(3.5mmミニジャック)
右側面には
- USB 3.2端子 Type-A×1
- 有線LAN端子
- SDカードスロット
近頃の薄型モデルは、インターフェースはかなり割り切った仕様にしていることも多く、ここまで充実しているのは本機の大きなメリットのひとつです。
さいごに
キーボードも打ちやすく、ノングレアのディスプレイは映り込みがなく視認性が良いです。(半年以上使っていますが、今回は良い買い物をしたと思っています。2021/9追記)
またインターフェイスも充実していため、変換アダプタを購入して持ち歩かなくて済みます。バッテリーも50Whにしたおかげで、7~8時間は問題なく使えており、ACアダプタを持ち歩かずに済んでいます。
LIFEBOOK WU2/E3(LIFEBOOK UHシリーズ)は移動が格段に楽です。カバンが軽いため、肩への「ずしっ」とした重みが軽減されていますし、持ち物も少なくなって身軽になった気がします。
当初予算をオーバーしたので、購入をためらった時もありましたが、これまでで一番使いやすく、買ってよかったノートパソコンです。カスタマイズにより価格は大きく変わりますが、大幅値引きクーポンが発生する時期もあるので、本家サイトは要チェックです。
あと「わけあり品」や「アウトレット」もあります。富士通サイトからの購入なので安心感があります。